『九州工業大学OB会TOKYO』幹事のブログ

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九州工業大学OB会 TOKYO

ニュース:野球部に「坊主禁止」にみる九工大水泳部での経験

JD神谷です☆

 

野球部=坊主というイメージがある中、なかなか興味深い内容でした。

↓↓↓

西武などが野球人口減少の歯止めへイベント開催 「4人の伝道師」を招聘

headlines.yahoo.co.jp

 

 

概要

・西武が「子どもたちが野球を始め、続けることができる環境」を考えるセミナー開催

・野球を体験のない子供に対して「楽しさを伝える」「野球振興活動」を継続実施

川口市立東中の武田氏は率先して「坊主禁止」等の慣例を廃止効果を上げている

 

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これはとても共感できる。

というのも、僕自身は九州工業大学の水泳部を運営トップをしていて、

同じような問題(慣習vsメンバー)に直面したことがあるからです。

 

先に断っておくと、慣習が悪いと言いません。

慣習は、その時代の効率化が産んだ産物だからです。

ただ、その効率化が時代に合わなくなったとき

「運営において生き残りをかけて変化は許容する必要がある」ということです。

 

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もう10年以上前の話ですが、

当時の九州工業大学の水泳部は「体育会」や「伝統」の名のもとに、

「上下関係」や「いっき飲み」の慣習がありました。

 

運営側になったときに、当時の運営メンバーと揉めた内容の一つに

「伝統の改廃」がありました。

 

「自分も先輩に理不尽をされたから、後輩にもそうする」というメンバーもいたし、

「時代錯誤だから変えるべき」というメンバーもいました。

 

これは無理もないことで、その前年に後輩部員が全員辞めるという経験をしたからです。当時の部内の様子は、運営陣を挟んで、「OB陣」は伝統を守ってきた方々と、いわゆる「ゆとり世代の新人達」という構図でした。

 

当時を振り返って思うことは、「試行錯誤したな」と思います。

当時の僕の戦略は、

 

OB陣に対しては、

・うまく言葉でいなして、時期が来れば卒業するのでそこまで耐える

・文句や意見は、自分が受けつけ、現役とは壁を作っておく

 

②「ゆとり世代の新人達」に対しては、

・自由に任せていた

・慣習は、トップの自分が言うとキツイので、自分からは言わない

 

結果的に、今も部活は残っています。

当時は、廃部が目前の状況であったので「決断をする必要があった」のです

が、変化をする良い機会だったと思います。

 

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野球部に話を戻すと、

「慣習を守ることがそれほど大事だろうか?」と思います。

 

先に述べたとおり、

「慣習」は、その時代の効率化が産んだ産物であるので、「理に適った部分」もあります。

(坊主だと、シャワーを浴びても頭が乾きやすいロッカーに水が垂れないとか)

 

理にかなっているなら守っていけば良いし、

適っていなければ変えることはとても重要だと思います。

 

JD神谷