『堀江貴文 「好き」を仕事にして生きる』を読んで
JD神谷です☆この本読みました
堀江貴文 「好き」を仕事にして生きる マンガ版 宝島社
個人的には「好きなことだけで生きる」というのは、世間一般的にはまだ理解され難いのかなと思います。実際、好きなことを仕事にしたいと思っていても、生活をしていけるだけ稼いでいけるか?という不安や考えで立ち止まる人は多いと思います。本書では、わかりやすく解決策を提示されています。
◎「好き」を仕事にして生きるには戦略が必要
スポーツだったり女優業だったり、お笑い芸人だったりで、本業では食えない人が多いため本業とは別にバイトなどをして食いつないでいる、芸歴20年目に満を辞してブレイクしたといった話はよく聞きます。
本書では、解決策として、「メジャーではなくマイナーで名を上げてメジャーへ行く」そんな手順が描かれています。
◎自分が宣言したら「それになれる」
本書の最後で「自分が宣言したらそれになれる」という法則を主人公らが発見します。現実は実際にそうなっています。
■自分の職業(肩書き)を決められる
世の中のリアルは、誰かが「あなたはXXという職業です」とか「あなたはXXが得意です」と言ってくれるわけではなく、本来は自分で名乗りをあげる必要があります。
また誰かが「目標は月収100万円です」とか、「いついつまでにこの資格(や称号)を取ろう」とか目標を立ててもらえないのが現実世界で、本当はすべて自分で決める必要があります。
■会社員は自分の職業(肩書き)を決めてもらえる
会社にお勤めの場合は、人事やあなたの上司が目標や職業を決めてくれます。わざわざ名刺を作ってあなたが「どこの所属で何をしている人なのか?」と連絡先や住所まで丁寧に書いて提供してくれます。会社に勤めている場合、会社が提供した職業以外になることは許されていないようです。
◎漫画としての感想
■本書の終わりはジャンプの打ち切り風
漫画版ということで、筆者の伝えたいことがとてもわかりやすく描かれていますが、最後だけ、モヤっとする終わり方になっています。ジャンプの打ち切りのように「俺たちの戦いはこれからだ!XX先生の今後の作品にご期待ください」のように終わっています笑
「続きはあなたの人生のチャレンジで!」ということを筆者は言いたいのかもしれません。
◎実際「好き」を仕事にするのはNG!最善を選ぶべき。
僕自身は、新卒でバイクの会社に入社し、バイクに関わる仕事を10年やってきました。
その後、プログラマーと美容ライターとして独立しました。親を含む周囲からは「好きなことを仕事にしている人」と思われているようです。『実際は違います』
まず、バイクの会社に入ったのは、大手の会社で入りやすかったからです。僕の就職した頃は、4輪の自動車会社が好調で、トヨタや三菱自動車に就職した人が多かったです。僕が10年勤めたバイクの会社は推薦が余るほど、優秀な人に見向きもされていませんでした。
そして社会人10年目にしてプログラマーとして独立したのは、「お金に困ったから」です。
「選択の基準は?」というと、そのときに手持ちの最善を選んできただけで、「好きなことを選んできてはいない」のが現実です。選択の基準は「将来性があるか?最善か?」です。
もちろん選択の幅を広げる努力は必要です。そのためには経済の知識や働き方の種類、歴史を知ることが必要です。
◎まとめ
時代変化の真骨頂とも言える「好きなことで生きる」ことがとても注目を集めています。会社員以外の生き方をすることは、自由を得られる可能性があります。個人的には「将来性を見据えた選択」がオススメです。戦略をもって自分に決定権がある生き方をしたい人には、本書はとてもオススメです。