技術の花形はデバイスメーカーに:コンセプトカー「Moeye(モアイ)」
こんにちわ、JD神谷です。
自動車関連の気になったニュースを見つけました。
先日、ホンダがF1撤退のニュースから、自動車業界の再編が起こると書きましたが、
今後、クルマの魅力は室内空間に注目があつまるかもしれません。
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コンセプトカー「Moeye(モアイ)」の開発について
MaaS時代の人とクルマの関わり、新しいコクピットの世界観を提案
概要:
- 自動運転技術が進む中で、車室内空間に着目したコンセプトカーを京セラが作成
- 東京大学と協働し、光学迷彩技術を用いてコクピット周りを透明化
- 人間の視覚・触覚・聴覚・嗅覚を楽しませる京セラ独自の各種デバイスを搭載
<技術の花形は、デバイスメーカーに移っていくのかも?>
ガソリンで動くクルマがなくなり、電気自動車が普及して自動運転がなされてくるとクルマからは「運転する楽しみ」は失われてきます。すると、クルマの魅力は乗り心地とか快適空間であるか?などになってくると思われます。
だとすると今後、技術の花形は、大手の自動車メーカーよりもデバイスメーカーになるのかもしれませんね。実際、クルマ業界の企業規模でいうと、すでに自動車メーカーのホンダよりもドイツのデバイスメーカーのボッシュや日本のアイシン精機の方が規模が大きかったりします。
<いろんな魅力があっても良いと思う>
以前、自動車会社にいたときに新入社員が全員(配属された10人くらい)が「安全技術を高めたい」と言っていて、『模範解答やトレンドを言ってるだけなんじゃない?』と思ったことがあります。新入社員の挨拶で語る夢とかは、就活の影響でだいたいトレンドに沿ったものが多くなるのは仕方ないことですが。
ちょうど、エアバックの問題が起こった時期でもありましたが、『「排気ガスはたくさん出してもいいから、運転して楽しいクルマを作りたい」という人がいても良いのにな』と思ったのを記憶しています。個人的には周囲と同じ=普通ということに危機感を覚えるタイプなので喜憂かもしれませんが、商品を選ぶのはお客様なので製品にはいろんな機能や可能性があっていいと思うんですよね。
今後のトレンドは室内空間になってくるのかもしれません。
写真:各々の好きなことを自由に考える子供達
九州工業大学 OB会TOKYO
JD神谷