勤怠技術の見える化によって、箱根ホテルの残業50%削減は評価できるか?
こんにちは、JD神谷です。
労働時間の見える化と平準化(平均化)に関する記事を見つけました。
実際に仕事をしながら思うことを書いて行きたいと思います。
僕の出身大学の、九工大の偏差値は大体平均でくらいです(いや、ちょっと上かもしれない)。
就職率は良いです。
割とオタク大学なので、「平均」とか「普通」とかが、合わないような気もしますが、
尖った能力の方も多いので、すごいなと思います。
ちなみに、僕は情報工学部の出身で、自動車メーカー勤務で、
全く大学の勉強と関係ない選んで仕事に就きました(笑
①見える化の技術は、実は簡単。
勤怠時間の見える化は割と進んでいるんじゃないでしょうか?
実際僕の勤務している会社も最近になって、IDカードで勤怠管理をはじめました笑
実は、見える化技術といっても、大した技術ではないのです。
コンビニにあるバーコードリーダーとパソコンが1台あれば、実は簡単に作れます。
素人レベルでもほぼ0円で組めます。
引用の記事は
「箱根のホテルの話で労働者の残業時間の管理が手作業からIT技術で見える化した」と言う内容です。
これは単純に、残業管理者の適性が低いと思います。
見える化の結果が、平準化/平均化だけだとすると、システム導入の成果としては微妙かなと思います。
平準化/平均化をしたいだけなら、ランダムに仕事を振れば確率的に良くなるからです。
②偏って働きたい人もいるのに、労働の平準化は正しいのか?
個人的には労働の平準化が正しいという風潮はよくわからないです。
たくさん働きたい人もいれば、そうじゃない人もいるわけですし、
もっと言うと、残業を生活のためにしなければいけない人だっています。
引用記事のシステム導入は誰も得してないのではないでしょうか?
アルバイト(労働者)さんからすると残業の平均化は嬉しいことなのか?
なんて思うわけです。
アルバイトさんは稼ぎたいはずだと思うんですよ。
労働時間の偏りは、労働者本人が作っているはずなので、
平均的な時間の労働や平準化がいいか?と言われると、これはわからないですね。
例えば、
会社に勤めている方ならよく見る光景ですが、
「残業時間が足りない、足りない、」と言っている人は多いけど、
結果、自主的に仕事を手伝ってもらったり、振り分けてもらったりする人は少ないです。
「責任が…」と思われるかもしれませんが、
傍目から見ると仕事を期限内に終わらせる「責任」なわけで、
ほとんどの人は平準化/平均化に抵抗しています(笑
平準化/平均化だけでは不十分と言えると思います。
③評価するシステムが必要:「努力すればできるようになる」と言うが、あれは嘘だ
ほとんどの人は平準化/平均化に抵抗しているわけですが、
「責任が…」と言う、責任論ともう一つ邪魔していることがあって、
それは「努力すればできるようになる」と言う根性論です。
責任論と根性論はどこで教わるのか?=>日本の学校教育です。
そんなバカなと思うなら「努力で”キムタク”や”デカプリオ”になってみろ」と(笑
努力してできるようなことは、
誰でもできるレベルで努力できる範疇なんですね。
もちろん、世の中には自身の選択で努力する人と努力しない人がいるわけなので
努力する人>>努力しない人(努力の方向が間違っている人)
ではあるわけなんですが、適性のある人によっては逆転することありますよね。
適性がある人≧適性はないが努力する凡人
二つを合わせると
適性があって努力する人>>適性がある人≧適性はないが努力する凡人>>適性もなく努力もしない人
なので
適性がある人=得意な人
適性がない人=苦手な人
として
苦手な人が10働いて得意な人も10働くくらいなら、苦手な人が0で、得意な人が20やった方がいいんじゃないか?と思します
(苦手な人は他の得意分野で勝負して10出せば問題ないはず)
これをやろうと思うと、まずは平準化/平均化が必要で、
その後に評価されるシステムが必要です。
平準化/平均化の中で、さらに頑張れる人は評価される中でさらに伸びるはずです。
まとめ
①見える化が平準化に繋がるなら価値を産んでいない
②平準化によって決まる平均ラインが、個人の特性や特徴をわかりやすくする
③努力も大事だが個人の特性を活かす方に使いたい